あなたは田舎で仕事を見つけることができますか?

若い世代が田舎から出て行ってしまう一番の原因は、仕事がないこと、と言われています。過疎化が進んでいるような町には、十分な働き口がないことがほとんどです。あったとしても、非常に選択肢が狭く、自由に仕事選びをすることはできません。

実は筆者も、大学の卒業を控えて就職活動をしている頃、何度か都会へ出ることを検討しました。地元から出たくない、という気持ちはあったのですが、田舎ではとにかく就職先がなかったのです。 私の場合、幸運なことに、都会に出ることなくなんとか仕事を見つけることができましたが、もし、転職しなければならない事態になってしまうと、さすがに都会に出なければならないと考えているほどです。

製造業、サービス業はほとんどない田舎町

まず、一部のエリアを除いて、田舎町には製造業やサービス業にあたる仕事はほとんどないと考えても良いでしょう。 人口が圧倒的に少ないですので、サービス業が難しいことはある程度イメージすることができるかもしれませんが、どうして製造業も難しいのでしょう?

かつては、土地の安い田舎に工場を建設する大企業も少なくありませんでした。しかし、近年では効率化を図るために、一つのエリアにあらゆる工場を集めてしまう企業が多くなってきています。 こういった工場が集中するエリアは、港や空港、高速道路の近くといった輸送面で有利なところになります。

筆者が暮らしているような、山の中にポツンとある田舎町にはそんな工場ができるはずもありません。 なので、製造業という選択肢もほぼなくなってしまうのです。

農業で生計を立てることの難しさ

田舎で暮らすのであれば、農業で生計を立てよう、と考えている方も少なくないかもしれません。 しかし、これも決して簡単なことではありません。

海外からの安価な農作物がどんどん輸入されるようになった今日。昔ながらの農家は非常に厳しい立場に追い込まれています。 価格を下げても売れないことから、廃業してしまう農家も少なくありません。

安価な輸入品に対抗するために、特徴的な品種の開発や、ブランド化に取り組んでいる農家も少なくありませんが、これには長い時間とコストが必要となりますし、必ず成功するという保証はどこにもありません。

昔からの農家であっても苦戦を強いられている中、まったく経験のない方が田畑を購入、または借りて、農業で生計を立てるのは、とても難しい状況となっています。

もちろん、近年話題になっている大規模に農作物を作ることによって利益を確保する法人農業に参加する、という方法も一つの手段ですが、まだすべての農村で普及しているスタイルではありません。そのため、あなたがイメージしている田舎ライフを送ることのできる場所ではこういったスタイルの農業を行っている法人があるのかをまずは確認してみるようにしましょう。

ただ、農業のみで生計を立てることは決して簡単ではない、ということをしっかりと頭に入れておくようにすべきでしょう。

田舎で生活を送るために十分な収入を得ることのできる仕事を探すことは決して簡単なことではありません。 これから田舎暮らしを検討しているのであれば、しっかりとこの点も頭に入れておくようにすべきでしょう。

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