田舎への移住準備~仕事が見つからない

田舎への移住を考え始めてから約3年、40歳になったタイミングで具体的な計画を立て始めました。私は都内の保険会社で20年近く務めるサラリーマンでした。家族構成は妻と、小学校6年生の息子が1人です。息子の高校受験などのことを考えると、中学生になるまでに環境を変えたい、と考えていました。

しかし、具体的な計画を立てるとなると、さまざまな問題が立ちはだかっていることに気付きました。これらを一つ一つ解決しなければ田舎での生活をスタートすることはできません。 まず、私が考えたのは収入の問題です。

田舎で再就職はできる?

私が移住を検討していたのは九州の田舎町でした。当然都内まで通うことはできませんので、転職を余儀なくされます。東京の郊外で田舎暮らしをしながら、現在の会社に通勤することもできないわけではありません。しかし、大きく環境を変えることはできず、スローライフどころか、通勤時間などでより大きなストレスを抱えることになってしまうでしょう。それだったら、思い切って環境を全て変えてしまうべきだと考えたのです。

私の親族はみんな都内近郊で暮らしていますので、九州に行ったところで誰にも頼れません。そこで、まずは九州で私がつくことのできる職があるのかを考えてみました。 その時点で私の収入は600万円ほどで、生活にはかなり余裕はありました。お蔭で貯金も十分にできましたので、いろいろとあわせると合計で1000万円ほどの蓄えがありました。このお金で生活の基盤をまずは作って、あとは収入が多少減ってしまったとしても、ある程度安定していれば、十分に田舎での生活はできるでしょう。

しかし、肝心の職を見つけることが難しそうです。まず、年齢が大きな問題となります30代ならまだしも、40歳になると、一気に選択肢は減ってしまいます。特別な資格を持っているわけではありませんでしたし、職種も営業以外の経験はありません。そのため、私の再就職活動が難航するのは明らかでした。

ネットを駆使して就職先を探す

ある程度引っ越し先は考えていましたが、東京からわざわざ現地のハローワークへ通うことはできません。そこで、私が利用したのがネットの転職サイトでした。全国のさまざまな企業の情報が集められており、当然私が移住先として検討している地域の情報も見つけることができました。

ある程度予想はしていましたが、やはり田舎ですので求人の数は決して多くはありません。あっても、期間が限られているものや、契約社員ばかりで、長期的に安定した収入を得られる正社員の募集はほとんどないと言ってもいいほどでした。

仕方なく、少し離れたところにある都市まで視野を広げて情報を検索してみましたが、なかなか私にマッチした求人を見つけることはできませんでした。都内などの都市部では、景気が上向きで、求人もかなり増えていますが、地方はまだまだ不景気が続いている、ということを思い知らされました。

結局、転職先を早い段階で見つけることができないまま、子供の中学校進学のタイミングに合わせるために、移住の準備を進めざるを得ませんでした。 田舎暮らしへの希望よりも、不安の方が大きかったですが、できるだけ明るい未来を信じて、田舎暮らしへの準備を進めました。

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