高齢化の進んだ町での若者への負担の大きさ

ほとんどの田舎町が抱えている問題の一つとして、若者が不足しているという点が挙げられます。 そのため、若者にできるだけ定住してもらおうと、格安で空き家を提供している地域も少なくありません。 こういったシステムを利用して田舎暮らしをしてみたい!と考えている方も多いのではないでしょうか?

確かに、若者が過疎の進んでいるところへ定住してくれることは地域にとって非常に大きなメリットがあります。 しかし、若者の立場から考えると、良いことばかりではありません。豊かな自然の中で暮らせるだけで十分に魅力的だ、と考えている方もいらっしゃるでしょう。 しかし、高齢化が進んでいる町に若者が入って来ると、多くの負担を強いられてしまうこともあるのです。

地域の行事における若者の役割

田舎でも、さまざまな行事が行われています。その準備や運営、片付けはすべてその地域で暮らしている住民が行います。 高齢化が進んでいる地域の場合、こういった行事における若者の負担がとても多くなってしまいます。

仕事などを理由に断ってしまうと、村八分ではありませんがその地域で暮らし辛くなってしまいます。 なので、実際に筆者も地域のイベントなどの際には仕事を休んででも、率先して行事に参加しなければなりません。

土日や祭日なども、地域の草刈や清掃などで潰れてしまうことも少なくありません。

助け合いといいつつ、若者は助けるばかり

行事やイベントだけであればまだ良いですが、さまざまなことを頼まれてしまうこともあります。

筆者も、近所のお年寄りに「病院に連れて行ってほしい」なんて頼まれるのは当たり前ですし、「買い物に連れて行って欲しい」「孫を迎えに行って欲しい」…等まるでタクシーや便利屋のように使われています。 たまにガソリン代程度は貰えることはありますが、基本的にはこちらには何の見返りもありません。

さらに、夜中に雨漏りをし始めたから見て欲しい、トイレが水漏れをしているからなおして欲しい、なんて電話がかかってくることもあります。 そんな無茶なお願いをされても、同じ地域で暮らしている以上は決して無視することはできません。

しかし、筆者も専門業者ではありませんので解決できないことだってあります。すると、「最近の若い者は…」なんて説教をされてしまうのですからたまりません。結局、他人の家を修理するための業者の手配までやらされてしまうことになります。

また、一見ありがたいように感じられるお裾分けですが、これに悩まされてしまうことも少なくありません。 すでに夕食の用意ができたあとになって、大量のおかずや赤飯などを持ってこられても、困るだけです。神経質な方であれば、そもそも他人の作った料理は食べたくないでしょう。 それなのに、お返しをしなければ、「常識のない人」という噂を流されてしまうことになります。

これが地域の助け合い、と呼ばれています。若者の立場からしてみれば助けてばかりで、まったく支えられていません。

高齢化の進んだ町で若者が暮らすと、このように大きな負担を強いられてしまうことも少なくありません。 もちろん、すべての田舎町に当てはまることではないかもしれませんが、少なくとも筆者はこんな環境の中で暮らしています。

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