田舎は「のどか」ではない

「のどかな生活」を求めて都会から田舎へ移住しようと考えている方も多いかもしれません。しかし、本当に田舎での生活はのどかなものなのでしょうか?

実際に、田舎で生まれ育った筆者に言わせれば、そんなことはありません。田舎ならではのトラブルも多く、多くのストレスを抱えながら生活することになるかもしれません。

テレビに映る田舎をよく見てみよう

最近では、田舎をクローズアップしたテレビ番組が人気を集めるようになっています。「田舎に泊まろう」といった専門番組や、「鉄腕ダッシュ」といった田舎でのロケを行う番組も多くなってきました。 こういった番組を見て、田舎での生活に憧れを抱くという方も多いようです。しかし、そこに映っている世界をじっくりと見てみましょう。すると、意外なものが見えてくるかもしれません。

まず、テレビカメラが入ると、そこで過剰な反応をする人達が映されることがあります。明らかに都会での反応とは違います。 それはどうしてなのでしょう?最大の理由は、田舎では人の出入りが少なく、限定的であることから、余所者に対して過剰に反応してしまう、というものです。都市では常にさまざまな人が出入りしていますので、外から知らない人が入ってきたとしてもそれほど気にすることはありません。

しかし、田舎では一時的であっても、外から人が入ってくると過剰に反応してしまうのです。 これは、決して歓迎しているわけではありません。余所者をけん制する、という意味も込めて出迎えるのです。

「田舎に来てやった」という意識

どうして田舎で暮らす人はこれほどまでに警戒してしまうのでしょう?その理由の一つが田舎に対する「被差別意識」です。都会からやってくる方の中には、わざわざ「こんな田舎まで来てやった」といった意識を持っており、それだけでなく、露骨に態度に現れているというケースも少なくありません。

その結果として、田舎で暮らす人が「被差別意識」を持ち、警戒するようになるのです。実は筆者も例外ではなく、前述のような田舎をクローズアップした番組を見て「見世物じゃないんだ!」と不快な気分になってしまうこともあります。 これが原因となって、都会から田舎へやって来た人がうまく溶け込むことができない、というケースもあるのです。

曖昧なイメージだけで田舎に移住するのはNG?

なんとなくのどかそうだから…ゆったりとした時間が過ごせそうだから…そんな曖昧なイメージで田舎への移住を検討しているのであれば、後で後悔することになる可能性が高いです。 まずは、具体的なビジョンを描いてみましょう。あなたは具体的に田舎でどんな生活を送りたいのでしょうか?そして、それは実現可能なのでしょうか?それをよく考えた上で決断することが重要です。

田舎という場所は、誰でも歓迎してくれるわけではありません。時には警戒され、なかなかな溶け込むことができない可能性だってあります。あなた自身だけでなく、家族だって同じように苦労するかもしれません。こういった点もしっかりと頭に入れた上で、それでも田舎に移住したいと思いますか?今一度、しっかりと考えてみましょう。移住した後で後悔しても遅いかもしれないのです。

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